希望、果てなし。

私が海上保安学校の学生だった時、教官だった人(Kさん)と現場で一緒に働いていたことがある。
仕事の話以外に、お金(主に投資)やパソコン、サウナ、酒、マンガ、音楽、、、本当にいろんな話をしてもらった。
そのほとんどを覚えているつもりなのだが、その中でも1番記憶に残っていること、

Kさんが海上保安学校で教官として勤務されていた時の話である。

「佐藤、俺が教官として働いてた時に1番嬉しかったこと、わかるか?」

「えー、なんですかね、試験受かりました!ありがとうございました!とかですか?」

「ぜんっぜんちゃうねん。」

「教官の説明、めちゃくちゃわかりやすかったです!」

「せやから、ちゃうねん」

「もうギブアップです笑」

「諦めるの早すぎんねん。
俺が一番嬉しかった瞬間、それはな、俺の説明を聞いてる学生が、『あぁ~!』って納得したときや。
いいか佐藤、お前がこの先、人に何かものを教える時がくるだろう。人に何か教えていると、理解してもらえない時が必ずやってくる。
なんでこんなもんもわかんねえんだ、この馬鹿が!って言いたくなることが必ずある。
せやけど、そこをぐっとこらえるんや。
どうやったらわかってもらえるか、考えるんやで。
こっちが考えて、うまいこと説明して、生徒や学生が、『あぁ~!』って納得したらこっちの勝ちや。
あの『あぁ~!』ってやつ、たまらなく好きになるで。」

この考え、まじですげえなって思った。
全国の教職員全員見習うべき。
特に、私が通っていた小、中学校にいた先生全員見ろ。

この話を今でもちゃんと覚えているってことは、マジで大事なことなんだ。きっと。
この先も今教えている子たちがどうやったら第一志望に受かるか、マジで考えていこうと思う。

明日、サウナ行きてえな。。。

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